老人ホームの費用を全額自己負担するとどれくらいの費用がかかる？
高齢化社会になった現代において、
高齢者の介護はすべての方に関係する…
と言っても過言ではない時代に
なってきたのかもしれません。
祖父母、両親、いずれは自分自身、
家族の中の誰かが介護が必要になり、
そして、老人ホームのお世話になることが
あるかもしれません。
そんな時、老人ホームに関する知識を
持っていることは、とても大事なことです。
もちろん自宅で介護をする方もいますが、
もしかすると、自宅では、そして、
家族だけでは対応できない事態に
なるかもしれない…ということも
想定しておくことが大事です。
私の祖父母はまだまだ元気ですが、
しっかりと考えておかないとな…と
思っています。
老人ホームの費用について見ていると、
このような質問を目にしました。
「老人ホームの費用って、
全額自己負担するといくらになるの？」
基本的には介護保険が適応されるため、
全額自己負担になることはそうそうありません。
また、色々なサイトを調べてみましたが、
全額自己負担の費用はわかりませんでした。
そこで、全国の老人ホームの料金相場を
調べてみたので、ご覧ください。
平均値 入居一時金 約124万円
月額利用料 約15万円
中央値 入居一時金 10万円
月額利用料 14万円
この相場は全国なので、
実際は、全国各地によって
かなり費用が異なるようです。
例えば、平均値が、
青森県では入居一時金が1万円、
宮崎県では月額利用料が約7万円。
中央値では、入居一時金0円、
同じく宮崎県では月額利用料が約7万円。
逆に相場が高い地域では、
ビックリするほどの金額になりました。
平均値が東京都では入居一時金が約454万円、
月額利用料が約25万円。
中央値では、
同じく東京都の入居一時金が約41万円、
月額利用料が約20万円となります。
このように、日本の中でも、地域によって、
老人ホームの費用には差が大きくありました。
都会にお住まいの方ほど、
やはり費用がかかりそうですね…。
それでは、老人ホームにかかる費用の目安、
入所費用などをご紹介します。
事前に調べて検討しておきたい！老人ホームにかかる費用の目安
老人ホームにも、様々な種類があります。
・介護付き有料老人ホーム、
・住宅型有料老人ホーム、
・サービス付き高齢者向け住宅、
・グループホーム、
・特別養護老人ホーム、
・ケアハウス（軽費老人ホームC型）
この6つの老人ホームについて、
費用の相場、目安を調べてみました。
＜介護付き有料老人ホーム＞
民間施設となっており、
入居費用が無料～数千万、
月額利用料15万～35万円となります。
＜住宅型有料老人ホーム＞
民間施設となっており、
入居費用が無料～数千万、
月額利用料15万～35万円となります。
＜サービス付き高齢者向け住宅＞
民間施設となっており、
入居費用が無料～数十万、
月額利用料10万～30万円となります。
＜グループホーム＞
民間施設となっており、
入居費用が無料～数百万、
月額利用料15万～35万円となります。
＜特別養護老人ホーム＞
公的施設となっており、入居費用が無料、
月額利用料6万～15万円となります。
＜ケアハウス＞
公的施設となっており、
入居費用が無料～数百万、
月額利用料6万～15万円となります。
先ほどご紹介した通り、
全国各地によって費用が変わります。
あなたのお住まいの地域の相場の目安は、
LIFULLというサイトで、
確認することができますので、
気になる方は、ご覧になってみてください。
老人ホームは入所費用が一番？何にどれくらいお金がかかるもの？
最初の章でもご紹介しましたが、
全国の老人ホームの入所費用の平均値は
約124万円です。
月額利用料金もかかりますが、一番の難関は
入所費用と言ってもいいかもしれません。
また、都会であればあるほど、
入所費用が高くなっています。
都道府県の老人ホームの入所費用が高い場所の
平均値・中央値を調べてみました。
平均値：東京都 約454万円、
兵庫県 約268万円
神奈川県 約243万円
中央値：東京都 約41万円
兵庫県 約20万円
神奈川県 約24万円
やはり、入所する老人ホームにもよりますが、
都会であるほど入居費用が高いですね。
地方では0円のところもあるので、
お住まいの地域にこだわりがないようでしたら、
違う都道府県の老人ホームを検討するのも
いいかもしれません。
ちなみに、特別養護老人ホームは、
比較的利用しやすい費用となっています。
入居費用もかからず、月額利用料金も
約8万円～13万円ほどです。
この費用であれば、祖父母の年金からも
賄えると思います。
ただし、やはり安値のためか、
とても人気なので、
入居待ちの方がたくさんいるようです。
これから特別養護老人ホームの入所を
考えている方は、とりあえず、一度、
すぐに問い合わせしてみた方が
いいかもしれませんね。
すぐに、あるいは、将来的に
老人ホームの利用を考えられている方は
まずは、どのタイプの老人ホームを利用するか、
考えてみてください。
祖父母にとって、私たちにとって、
利用しやすいのはどんな老人ホームなのかを
検討し、利用先を探すようにするのが
一番かと思います。
まとめ
祖父母が快適に過ごすためにも、
老人ホーム選びはとても重要です。
私たち自身もいつかは老人ホームで
過ごすことになるかもしれません。
これから先の勉強だと思って、
この機会にしっかりと調べておくことを
おすすめします。
また、費用については、
全国各地で異なるので、
この記事内でご紹介したLIFULLを
ご覧になってみてください。
以上、今回は、老人ホームの費用について
リサーチしてみました。
もし、老人ホームの利用を検討されていたり、
費用が気になっている場合には、
参考にしていただければと思います。
